SDVX主観で選んだ小ネタ集
研究が忙しくて死んでいます、今。どうも町田くんです。
最近はまとまった時間が取れずに(まとまった時間は全て研究に取られているので)全然ブログを更新できてなかった気がしますが、やっぱり毎年この時期はブログ書かないといけないだろうということで、わずかな時間を見つけて書き溜めてきた小ネタ集を放出します。なんと10月から書き始めてます。やっぱり暇人か?
ということで今年もアドカレに参加しています。B4UT Advent Calendar 2020のその他の記事のリンクはこちらから。主に譜面に関する短いネタを書き連ねただけなので下の目次から読みたいのだけ読んでください。それではどうぞ。
- 1. vivid landscape
- 2. WONDER_WOBBLER
- 3. Opium and Purple haze[EXH]とBioslaves
- 4. eighth-slave
- 5. rE:Voltagers
- 6. おどりましょうよ!ドラゴンさん ~転生したらゲーム曲でした~
- 7. 炎夏の音
- 8. 月々紅花
- おわりに
1. vivid landscape
この配置好きすぎる。
移行に猶予がそこまでないのとリズムが難しいですが入ると気持ちいい。Vの最初に入った譜面ですが、新時代の幕開けを感じたのを覚えています。
2. WONDER_WOBBLER
17にありがちな配置が全て入っていると思っているのでよく課題募集のときに投げます。
縦トリルに、
光りにくい12分に、
FXでリズム刻ませてBTは16分になるやつとか、
ダブルレーザーもあります。
縦連が多いのが若干人を選ぶかもしれませんが、いろいろな要素が詰まった素晴らしい譜面だと思います。あとつまみ譜面とBoFだけ適度にやれば完全に網羅できるでしょう。
3. Opium and Purple haze[EXH]とBioslaves
長らく縦連といえばオピウム赤みたいな時代が続きましたが、最近は19や20になるとだいたい譜面に縦連が入るようになりました。そんな中で出てきたのがBioslaves。両者の比較をしながら縦連の難しさの違いについて考察していきます。
まずBPMの比較ですが、オピウムは165、Bioslavesは160なのであまり変わりません。縦連の押す速さによる難しさの違いはほぼ無いでしょう。ただこれらの違いを述べるならそれは「縦連の量」と「それが置かれている場所」だと思います。
直感的な説明で申し訳ないのですが、オピウムの縦連は普通の譜面にしれっと紛れ込ませている感じがします(63小節を除く)。例えば、
こんなの。
こういう配置だと両手で取るのが難しいので、片手で追いつかない人にとっては非常に苦労する譜面になる訳です。追いついちゃうならただの譜面の延長になるんですけどね。
オピウムにはこのような24分から繋がる16分縦連があるのも特徴です。Bioslavesには24分がありません。
さっき除いた63小節はこちら。
本性表したね。
一方Bioslavesは縦連主体で譜面が構成されています。例えば、
こういう風に。
5連以上のの16分縦連が多くて片手でやると疲れがち&ニアりがちなのもオピウムとの違いです。一番長くて13連です。
オピウムはⅢの譜面なので仕方ないんですが、エフェクト付きFXの縦連があるのもBioslavesです。
こっちがイェイェイェイェイェイ(男声)、
こっちがアアアアアゥ!(女声)です。
どちらが難しいとかそういうことは決められないですが、長さと両手で捌けるかどうかが重要な要素だと思います。個人的に好きなのは自然に縦連が叩けるオピウムですね。
4. eighth-slave
HAELEQUINでおなじみYu_Asahinaさんの楽曲。もちろんハーレ押しもあって結構楽しい譜面なんですが一番最後。
青直角+両FXロング、つまり右手をFXを取らせておきながら、
AからのD。どう取るの?
まあこういう配置自体はCloud 9とかSACRIFICE feat. ayameとか、新しめの譜面にもかなり多いんですが割とタブー視されてきました。届かなくはないけど押しにくいし。
と、いうところでこんな譜面が登場しました。
今日はプレーしてくれてありがとー!
She is my wife すーぱーアイドル☆ミツル子Remixちゃん[VVD]です。
この譜面もかなり解説し甲斐があるんですけど自分が上手くないから泣く泣く割愛。
なんで急にこの譜面が出てくるのかというとそこにこういう配置があるから。
両FXを片手で押しながらなんとAとDを押させています。BDとACという片手でも届きやすいような鍵盤を追加することで、この配置が時を超えて合法化したのです。 この配置はその後卑弥呼などいくつかの譜面に使われるようになり、(プレイヤーからはともかく)譜面作成者に受け入れられるようになりました。
ここでeighth-slaveに戻って来ます。eighth-slaveのエフェクターは電撃ロブスターなんですが、ミツル子VVDのエフェクターはすーぱーサンダー☆ボブ美ちゃんということで、本人単独かは分かりませんがおそらく電撃ロブスターが関わっています。昔の譜面を自分で合法化した人の話でした。
5. rE:Voltagers
Ⅴの初期に追加された曲。つまみの置き方にクセがあるので練習が要るタイプの譜面です。そのなかでこんな配置が。
普通に左手の親指でLロングを取ると次の青直角が取れなくなります。なので左手を予めホームポジションに持っていって、ロングを小指→親指→小指→親指と取るのを想定されているものと思われます。まあその8分前がBT全押しなのは誘導として不親切ですが…
例えばLロングを普通に親指で押させながらその終点に青直角が来るみたいな配置って、ⅡやⅢくらいの譜面だと配置ミスとして登場することがあるんですよね。Ⅴになってからこういう配置を準無理押しじゃない場所でわざと置くのが増えました(蛇神など)。
これを踏まえてrE:Voltagersの最後の方の配置をご覧ください。
非常にホームポジションで取りやすい配置をしてますよね。当然左手でFXロングを取ります。すると、
左手でFXを取り、さらに右手を交差しながら青直角を捌く必要があることになります。凄まじい罠。
おそらくこれを見越して68小節の片手トリルを右手で取るべきなのでしょうが、Aから赤つまみをBPM153の8分で移動させるのは少し厳しいものがあると思いませんか?
なので、普通に左手で片手トリルを捌いた後のLロングを左手の親指で取り、小指でどうにか青直角を回しかつ右親指でRロングを取る、のようにやっていくのが割と良さそうな感じがします。でもこれっていわゆる配置ミスでの取り方と同じですよね。しかも69小節の青直角だけは外向きに回さないといけないのでLを押しながらだと届きづらい。
結局どの取り方が正解なのか自分には分かりませんが、右のトリルの方が上手い人の方が多いと思うので最初に出張しておくのがやりやすいような気がします。そういう意味でも対策が重要になる譜面です。早く交流戦でこういう陰湿譜面投げてえ…
6. おどりましょうよ!ドラゴンさん ~転生したらゲーム曲でした~
割と地雷臭のするタイトルですが、最近の新曲を語る上でこの曲は外せないでしょう。ケルト風の音楽にアップテンポなリズム、さらに早口の歌詞と流石に自ら「ゲーム曲」を名乗るだけのことはあります。紛れもなく天才。
しかしこれに合わせられた譜面もまたすごかったので是非とも皆さんに紹介したいと思います。アドカレの他の人に被ってそうですがお構いなし。ちなみにまだ譜面倉庫に画像がないのでDDX氏のこちらの動画からスクショを拝借しています。
さて、この譜面最大の特徴と言えば普通のFXチップが(最後の2つ以外)全く降ってこないことです。だから終始何らかのSEが鳴っていてうるさい。でも、そこが民族系の騒がしい感じとうまく調和しているように感じられます。声ネタは少なめにしているのが素晴らしい。
譜面の傾向としてはこのように歌詞に合わせた片手トリルが多いです。内側から始まるものやFXチップが絡まるのも多いので17適正くらいだとニアだらけになるかも。
「レッツゴー、ダンジョーン」でこのつまみを思いつくイマジネーションの豊かさ。ただ何の音取ってるのか分からないので外れやすいです。
ADロングを押させながら鍵盤降ってくる配置もいくつかあります。17にしては珍しいかも。
おそろしく自然な逆直角、オレでなきゃ見逃しちゃうね
さて、サビ前(Bメロ?)で似た配置が降ってきます。
こっちは付点8分で、
こっちは4分です。後ろの方で遅ニア出すやつに自分は2回くらい引っ掛かりました。
サビのここ狂おしいほど好き。めちゃくちゃノれる。
「りんごの木の下で〜」ですが、赤の逆直角が青の直角が終わるのと同時に始まるので、最初だけ外しがちです。唯一の嫌いポイント。
スクショだと分かりにくいですがサビの終わりくらいにFXチップの16分縦連が入ります。エフェクターとしては一番の見せ所でしょう。BPM158とそこまで速くないのと、知ってれば両手で叩けるのでちゃんと分かっておきましょうという感じです。
最後のここだけが普通のFXチップです。転生した世界から現実に戻っている感じなのか、それともドラゴンさんとのささやかながら幸せな日々の暗示なのか、はたまた全部SEFXだとまずいという上からのお達しなのか、真相は分かりません。
簡単でしたが解説するとこんな感じになります。書いてみて言葉だけじゃ譜面の良さが1%も伝わってないんじゃないかって気がするので、興味をもった人は是非実際にプレイしてください。
最後に「おどりましょうよ!ドラゴンさん」というタイトルについて。英訳するなら歌詞にも出てくるように"Shall we dance! Dragon-san"になるはずなのですが、ジャケットを見てみると…
Will you marry me
DRAGON-san!!
ハアアアアアアアアアアアアお前!!!!オ゛イ゛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
7. 炎夏の音
Ⅳの割と初期の曲ですね。もちろんいい曲なんですけど今から見ると譜面は結構ツッコミどころがあるよねという話をします。
初っ端から32分でスタート。まあ曲に合わせたらこうなります。
気になり出すと違和感しかないのがこの配置。青赤青赤と16分で交互に直角が来ているのですが、途中で両方に移行するので赤だけ16分の直角切り返しがあります。青と左右対称っぽく見えるのに見比べると明らかに狭くなってますよね。
しかも最後は結局両方で16分の切り返しをさせてるので、何というか…美しくない配置です。
赤つまみ+BCはホームポジションで取りたくなりますが、終点でAが降ってきて手が崩れちゃう配置です。かと言って直前のロングはACなので、手の形変えずにそのまま取ったらええやんと言われたらその通りでモヤモヤします。
32分から流れで直角が来るやつ。最近は割と許されてる感じもします。
ここまで短いZ型のつまみ、特に最近は見たことない気がしませんか?ていうか17なのにめちゃくちゃ忙しい配置ですね…
綺麗な配置だなあと思ったそこのあなた。もう一度目を凝らして見てみましょう。
2本目の青つまみ、短くないですか???
実は2本目の青つまみの始点→2本目の赤つまみの始点→Bで付点8分を取っていまして、ここを音に合わせているせいで見た目がめちゃくちゃになっています。どうしてこのつまみの配置を選んだんだ…
1回目のサビの配置は割といいので、解説しません(逆張り)。
2回目のサビから。どうやっても青直角が降ってくる誘導にはならない一番の問題児。ⅣってR+BDみたいな配置がギリギリ許されてたような感じがあって(cf.アルトラ天)、そこが嫌な感じに出てる部分です。
一番最後のこれは何を表現したかったのか見当もつきません。
まあ17にしてはノーツ数がそこそこあるのでスコアは出ます。ただ一発でこの辺の配置を捌けるかと言われると怪しい部分があります。剛力羅同士の交流戦とかでこんなん投げられたら大変だなあと思いました(KONAMI)。
ちなみに赤譜面を見てみると…
激ヤバ配置…ではなく譜面保管所の採譜ミスがあります。
8. 月々紅花
↑月々紅花のキュリオシティ地帯
↓本家
おわりに
もうちょっと書きたかったネタもあったんですがこれくらいで。なんだかんだで5000字くらいなのでちょうどいいですね。読んでいただきありがとうございました。
書いてる途中にVFが19.5になりました。これについては年末年始にちょっと記事書くかもしれません。とりあえず下限が39になるまでは18UCで稼いでいきたいと思います。それでは。